まちづくり・フェスティバル
都市生活クリエータブログ

防犯と都市(古田マリ)

古田マリ(Furuta Mari)/建築家

犯罪をデザインで防ぐという環境防犯設計の調査研究中。
犯罪者は他人に見られるのを嫌うが、こういった心理をうまく利用して
犯罪が起こる確率を低くするのが防犯設計の基本的な考え方。
領域は建物から都市計画まで広い範囲に及ぶ。

ひったくり被害の多い道

2007年11月 7日

郊外の住宅地の駅の近くです。
駅から通える大学は2つあり、学生も多いところです。以前は緑が多く環境が良い場所でした。
近年、JRおよび急行電車が止まる大きなターミナル駅である隣駅周辺の治安が悪化し、
周辺の犯罪件数もかなり上昇しました。

ekimaecl.jpg

(この地図は上が西になっています)

線路に平行して東西に2つ道路がありますが、
上の図の下側に当たる東側の道がひったくり被害が多いのです。
下の道と異なり、上側の西の道路は、しっかりした2車線道路で歩道もあります。
歩道と車道は区別されていますので、ひったくりしにくい場所です。

以下は図の矢印の場所で取った写真です。道幅が分かるでしょうか?
michi1.JPG

michi2.JPG

この道でひったくりが多いわけは…

1)歩道が途中からない
2)道幅が広すぎず狭すぎず、自転車やバイクを使って犯行に及ぶのにちょうど良い

ということです。

その他この辺りは
●隣のターミナル駅に近く、逃げ場所も豊富である。
●通行人に初老の老人が多い
等がひったくりが多い理由に挙げられます。

また、狭い道の割に人通りがそこそこ多いため
通行人の気が散るのも原因の一つだと思われます。

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