

曲木椅子No.14物語(大串哲郎)
大串哲郎(Ogushi Tetsuro)/家具輸入販売会社 取締役商品担当
ドイツの家具職人ミヒャエル・トーネットが1859年に発表した曲木椅子No.14は ヨーロッパで興った産業革命と大きな関わりがあります。18世紀末から19世紀 初頭にかけてのヨーロッパ、特に世界都市ウイーンの歴史的背景と職人M.トー ネットが曲木技術を家具製作に応用した流れを辿っていきます。
大串哲郎(Ogushi Tetsuro)/家具輸入販売会社 取締役商品担当
ドイツの家具職人ミヒャエル・トーネットが1859年に発表した曲木椅子No.14は ヨーロッパで興った産業革命と大きな関わりがあります。18世紀末から19世紀 初頭にかけてのヨーロッパ、特に世界都市ウイーンの歴史的背景と職人M.トー ネットが曲木技術を家具製作に応用した流れを辿っていきます。

出会いの中の俳句に似合う風景(小田島季走)
小田島季走(Odajima Kiso)/俳人
39年間にわたる雑誌と書籍の編集者生活の中には、得がたい出会いと、出会った人との永いお付き合いの中で、特に忘れられない一齣がある。その情景を描きながら、その光景にぴたりとはまる俳句を添えてみたい。 俳句と私は、亡き結城昌二さんの呼びかけで結成した「くちなし句会」に所属して以来30年のつきあいがあるし、日本の情景には一番合うのではないか。最近、写真俳句といって、写真と俳句のコラボレーションが注目を集めているが、文芸編集者の生活が永かった私は、あくまで写真や絵ではなく、拙いながら文章で、人生の一断面を切り取ってみたいと思っている。
小田島季走(Odajima Kiso)/俳人
39年間にわたる雑誌と書籍の編集者生活の中には、得がたい出会いと、出会った人との永いお付き合いの中で、特に忘れられない一齣がある。その情景を描きながら、その光景にぴたりとはまる俳句を添えてみたい。 俳句と私は、亡き結城昌二さんの呼びかけで結成した「くちなし句会」に所属して以来30年のつきあいがあるし、日本の情景には一番合うのではないか。最近、写真俳句といって、写真と俳句のコラボレーションが注目を集めているが、文芸編集者の生活が永かった私は、あくまで写真や絵ではなく、拙いながら文章で、人生の一断面を切り取ってみたいと思っている。

東京の坂道逍遥(井手のり子)
井手のり子(Ide Noriko)/東京地縁社会史研究所 理事 研究員
東京に点在する1000近くの名前をもつ「坂」。江戸の頃に名付けられたものも多く、以来、往来する人々を見続け、今も変わらずそこに佇んでいます。それぞれの坂の背景には時間とともに幾重にも塗り込められた文化が息づいています。そうした共有の文化遺産である「坂」が語り継ぐ歴史、文化を東京の地形の襞に入り込んで、足裏に起伏を感じながら一味違ったお散歩をご紹介します。
井手のり子(Ide Noriko)/東京地縁社会史研究所 理事 研究員
東京に点在する1000近くの名前をもつ「坂」。江戸の頃に名付けられたものも多く、以来、往来する人々を見続け、今も変わらずそこに佇んでいます。それぞれの坂の背景には時間とともに幾重にも塗り込められた文化が息づいています。そうした共有の文化遺産である「坂」が語り継ぐ歴史、文化を東京の地形の襞に入り込んで、足裏に起伏を感じながら一味違ったお散歩をご紹介します。

陶芸家、川尻潤「挑発する日本美:日々の作陶」
川尻潤(Kawajiri Jun)/陶芸家
日々の作陶の記録。「日本美」をテーマにしている私の日々の取材、制作、発表の様子を 綴ります。また京都に住まうことにこだわる私の感じた京都日記。
川尻潤(Kawajiri Jun)/陶芸家
日々の作陶の記録。「日本美」をテーマにしている私の日々の取材、制作、発表の様子を 綴ります。また京都に住まうことにこだわる私の感じた京都日記。

歴史都市ウィーンを規範に文化都市<東京>を見つめ直すフォーラム(吉村實)
吉村實(Joshimura Minoru)/建築家
パリのシャンゼリゼ通りやウィーンの環状道路が何故美しいのか何時も考えます。それらが建設されたのはたかだか150年ほど前です。大戦による被災後も再建しその美しさを維持しています。また1200年の京都、300年の江戸は町屋という衛生的な美しい町づくりが行われました。翻って現代の東京を見ると、機能美といいながら行政や企業側の論理で町が出来、何処も近似になっています。そこには一方の価値観で、市民を含めた共通の価値観が見いだせません。それは不便さも美学的に納得されるものであれば文化として意味を持つものなのに、エトス(社会全体の共有の美学)と呼ばれるものが議論されない社会風潮に原因があるかと思います。市民社会の形成時に芸術家が関与し独特の街を作り上げたウィーンをモデルに現代の都市/生活環境を考える広場にしたいと思っています。
吉村實(Joshimura Minoru)/建築家
パリのシャンゼリゼ通りやウィーンの環状道路が何故美しいのか何時も考えます。それらが建設されたのはたかだか150年ほど前です。大戦による被災後も再建しその美しさを維持しています。また1200年の京都、300年の江戸は町屋という衛生的な美しい町づくりが行われました。翻って現代の東京を見ると、機能美といいながら行政や企業側の論理で町が出来、何処も近似になっています。そこには一方の価値観で、市民を含めた共通の価値観が見いだせません。それは不便さも美学的に納得されるものであれば文化として意味を持つものなのに、エトス(社会全体の共有の美学)と呼ばれるものが議論されない社会風潮に原因があるかと思います。市民社会の形成時に芸術家が関与し独特の街を作り上げたウィーンをモデルに現代の都市/生活環境を考える広場にしたいと思っています。
